夢会議で『ひょっこりひょうたん国』がベールを脱いだ


★フェイスブックより~@高橋 博之さん
本日(8月2日)、ついに「ひょっこりひょうたん国構想」がベールを脱ぎました。
18時30分、町長と若者で大槌の近未来のカタチを語り合う夢広場@復興食堂。前半戦は、「野外音楽堂について学ぶ講座」。野音先進地の北海道岩見沢市からNPOはまなすアートの竹内恭平さんが「野外音楽堂の魅力、可能性、難しさ」について、全国の音楽イベントに携わる音楽プロデューサーの堤晋一さんが「自然を活かした音楽空間の創造」について、講演。その後、参加者との質疑。
まとめると、
大槌町は、岩見沢に比べて、雨、風、気温などの気象条件が安定していて、野音をやるにはよい。課題は、アクセス。岩見沢は50キロ圏内に220万人(札幌もある)なのに対し、大槌は30万人。このアクセスの悪さを乗り越えるだけの魅力をどう発信し、全国から集客できるか。ミュージシャンの知名度に頼るようではダメ。独自性、どういうメッセージを発信できるか。ありがとうロックフェスティバルでは、全国からの支援に対して「ありがとう」を発信。動員人数は、延べ8千人。ここにヒントがある。
後半戦は、「夢プレゼン」。社団法人おらが大槌夢広場代表の阿部敬一さんが「ひょっこりひょうたん国構想」について、大槌町長の碇川豊さんが「大槌が目指すビジョン」について、プレゼン合戦しました。
阿部さんから発表された「ひょっこりひょうたん国構想」の内容は、これまでの「まち」の概念を根底から覆す衝撃的な内容でした。冒頭、阿部さんは、人口減少社会を見据え、交流人口を拡大しながら、まちの活力を維持する新しいまちのモデルを大槌から提案したいし、大槌だからこそそれができると参加者に呼びかけました。
住民票がなくても、大槌に関わる人たちが全国で連携を深めながら、まちをつくっていく。それが、「ひょっこりひょうたん国」。今風に言えば、大槌を愛する多様な人たちが自然につながれるプラットフォーム。ちなみに、本家本元の「ひょこりひょうたん島」は、多種多様なキャラクターがときに喧嘩して、でも笑い合って、協力していゆくストーリーです。
先日、東京で開いた大槌わくわくファンクラブ。「被災者」、「支援者」というカタチ・垣根を超えて、「友達」として次第に融合していくことを参加者は実感しました。今まで「点」だった個々の活動や思いが「線」となり、「面」となり、そして濃密な連携が豊かな生活、豊かな「国」づくりになる。大槌の多面的な魅力を「国」に見立てて、従来の地図上の境界をこえた大槌を愛するみんなの手で「国」づくりをしていく。
具体的には、年1回の「どんがばちょ」選出のための総選挙を開催。有権者は、全国の大槌ファン。直接民主制によってみんなで育てる「国」づくりを目指します。「ソフトの魅力を考える」多様な大臣たちが、まちづくりに魅力を添えてゆきます。例えば、ひょっこりひょうたん国経済産業省による「大おおつち」経済圏。大槌愛のつながりにより、この「国」の経済圏を全国に広げ、この「国」の内需を拡大します。
既存の大槌町行政や大槌町民との連携も書かせません。「地図上の従来の大槌町(行政と町民)」が「ひょっこりひょうたん国(全国の大槌ファン+大槌ヘビーユーザー)」に名産を送り、逆に「ひょっこりひょうたん国」が「地図上の従来の大槌町」の名産を育て、全国の大槌愛好家と共に大槌の商品開発するなど、大槌愛によるイノベーションを起こす。そこに愛情があるから、息の長い、熱心なイノベーションが生まれる。
ひょっこりひょうたん国準備政府の設立に向けての直近の動きとしては、「大槌有志+ファンクラブで準備委員会開催」、「大槌の魅力の発掘と整理に着手」、「大槌町内でのひょっこりひょうたん国の準備室設置」。
参加者からは、「実感として、人口減少は防ぎきれない。なので、交流人口を拡大するしかない。ひょっこりひょうたん王国構想はオモシロイ。安渡自治会は、町外の人間も加入できるように規約を変えた。ああいうことをもっとしていくべきだ」という声も出ました。横でこの構想を聞いていた町長も賛同。「今までは、すり鉢の中のまちで閉鎖的だった。開かれた行政、開かれたまちにしていかなければならない」と発言しました。
さらに、ある参加者が「この会場に大槌町議会議員の姿がない。既存の町議会ではなく、全国から集まった大槌ファンが、独自に議会をやり、意見を言えるようにしたらどうか」と町長に提案。町長は、「町長選挙も毎年あっていいと思ってる。4年も8年もやろうと思っていない」。
大槌ががぜんオモシロくなってきました。おらが大槌 復興食堂にて★

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