大槌への手紙

三浦のおばちゃんが仕事を再開してました 『三浦種屋』


♡フェイスブックより @花檀 忍

皆さん、こんばんは♪
とても小さなお話しかと思いますが。私の実家(大槌町大町)の三件先で『たねや』を営んでいた、三浦のおばちゃんが仕事を再開してました♪『三浦種屋』さんは、茶色の建物、大槌町図書館があった近くの自宅内で、野菜や植物の『種や球根』などを売っていましたが、津波で全て流されてしまいました。
本日、NPO「ASSIST SANRIKU 」のBBQ 大会が、小槌の第20、21仮設で行われ、21仮設在住のおばちゃんと再会出来ました!!
いかポッポやモロコシも喜んではいましたが、東京や横浜から駆け付けたvolunteerの人達に、沢山話が出来たのがよかったのか、痛かったが「痛くなくなった」と大変喜んでおりました♪
小槌の第21仮設で『たねや』と書いた赤い色の旗が目印です!仮設の自宅内で、お店をやってます♪園芸の好きな方、立ち寄ってみて下さい(*^^*)マストから、野球場方面に入ってすぐ左側奥にある仮設です!話好きなおばちゃんです!

私の話をするなら、「ユーミン美容室」の娘って言うと分かります。70才位のおばちゃんが元気に仕事をしていて、大変嬉しく感じました!!

ジャズ喫茶クインへの思い  (大槌町出身・奈須 喜久(旧姓・駒林)さん)


♡ 大槌への手紙①

 

2011311日。あの日から故郷を失ってしまった。失ってわかったこと、「故郷」とは単に場所だけでなく、学校帰りの道、友達のうちに行く通り、「あら、帰ってたの~」という近所のおばちゃん。そんなことまですべてを含めた環境のことをいうのだ、と今回しみじみ思った。

 

とりわけ、クインはいつも私が帰るところ。思い出すと中学生のころから、何かと言ってはおしゃべりに、漫画を読みに、暇つぶしに、友達と会いに集まる場所だった。大人になって、大槌に帰省するのが年に2回ぐらいになっても、とりあえず、帰ったらクインに行く。そこに行くと、いつも友達の顔があって、ほっと安心していつものコーヒーを頼む。「○○も帰ってるよ」「じゃあ、呼ぼう!」「この間、○○が久しぶりに来てさー」「へー」

 

クインは単に喫茶店ではなく、変わらずにそこにある場所、集会所みたいに、行けば必ず懐かしい誰かに会うことができて、ほっとする場所だった。クインに行けば、友人や知り合いの消息も分かり、呼べば必ず来てくれる。一時期は友達が写真を撮るのにこっていて、来店した人の写真を必ず取るので、1年ぶりに帰ると1年分の消息を知ることができた。

 

クインはジャズ喫茶の老舗だったけど、私たちはジャズもわからないころから通っていたので、そんなことは構わず「心のホットステーション」のような場所だった。と、しみじみ思い出した。

 

大槌に帰るたびに失ったものが多すぎて、まだまだ愕然としてしまう自分。しかし、大槌に住んでいる人たちにそんなことを言っては申し訳ない!私にできることは何だ!?毎朝毎日毎晩、応援しています。

 

奈須 喜久(旧姓・駒林)

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